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土鍋の目止め

2009/12/28 No Comment

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冬も寒さが厳しくなってくると、鍋が恋しくなってきます。
熱々のお鍋を、家族全員で笑いながらつっつき、更けていく夜長を楽しむ・・・
想像しただけで、なんだか幸せな気持ちになります。

そうだ!今日は鍋にしよう!と思ったものの、先日引越しの際に土鍋を人にあげてしまった事に気付く。
でも、どうしても鍋が食べたい・・

という事で、近所のホームセンターにて安価な土鍋をゲットしてきました。

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赤い小花がかわいらしい土鍋。980円也

早速お鍋の準備に取り掛かろうとしたら、箱の中に説明書が入っています。
「はじめてご利用になる場合は、(中略)必ず目止めをしてからご使用下さい。」

・・・・・目止め??
更に、説明書はこう続きます。

「目止めのため、米のとぎ汁(または小麦粉大さじ2杯程度溶かした水)を鍋の八分目ぐらいに入れ、約10分程度、弱火または中火で煮沸(しゃふつ)し、冷えるまでそのまま放置し、中の液体を捨てた後、約一晩程度乾燥させてご利用下さい」

恥ずかしながら、目止めという言葉を見たのも聞いたのもこれが初めてです。
今までに土鍋は使用したことがあるのですが、目止めというものをした事もない・・・

なんで、目止めが必要なの?
そもそも、目止めって絶対しなきゃいけないの??
疑問が頭の中をぐるぐる回る。

という事で、目止めについてちょっと調べてみました。

目止めの目的

まず、目止めの目的。

土鍋は、その名の通り主成分は土でできているので、新しい土鍋は土の独特な香りが残っていたり、空気や水分を含んでいたりします。
さらに、未使用の土鍋の内側には細かい穴があいているので、新しい土鍋でそのまま料理をしてしまうと

  • 土の匂いなどが、料理に移ってしまう可能性がある
  • 細かい穴に水分が入り込んでしまい、割れやヒビの原因になる
  • 料理の匂いなどが、土鍋にしみこんでしまう

などなどのデメリットが・・!

なので、最初にでんぷん質のあるお米や小麦粉などの水を入れて、そのでんぷん質にて土鍋の中の細かい穴をふさいであげなければいけない・・・というのが、目止めの目的なんだそうです。
最初に目止めをしておくと、ヒビや割れの予防にもなり、匂いうつりも少なくなるので長く清潔に保てるのだとか。
土鍋の上手な使用方法は?|インテリア、キッチン情報満載のインテリア・キッチンコミュニティ|ハートブリッジ

なるほどー、長持ちさせる為にもお鍋を美味しく食べるためにも、目止めは必須なのですね。納得です。

目止めの方法

目止めの方法としては、上記に書いた通り
お米のとぎ汁・もしくは小麦粉を鍋に八分目まで入れ、弱火か中火で10分程度火にかける。
自然に冷えるまで放置し、中身を捨ててから一晩乾かす。

という方法が主流のようです。

私が購入した土鍋の説明書には、お米のとぎ汁と書いていましたが、ひとつかみのお米を入れておかゆを炊くという方法でもOKみたい。
土鍋ごはんドットコムによると、

土鍋は呼吸する料理器なのだ

昔から、こういった手間と共に愛されてきたのですね。

土鍋について調べていくと、なんだかすごく土鍋に愛着が湧いてきました。
昨日購入した小花の土鍋も素敵だけれども、一人用の鍋だとか、どこかの職人さんの手作りだとか、色々と土鍋を集めてみたい衝動にかられています。

nekonabe
ねこなべ。
Neko-Nabe (Cat in the Clay-Pan)

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